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足立区立五反野小視察(日本初コミュニティスクール)

成増駅北口にて朝のご挨拶&区政報告(平日毎朝・区内各駅で実施)



平成17年6月1日 区議会本会議における一般質問
@一般住宅の耐震補強促進
通告に従いまして、一般質問を行います。
まず、一般住宅の耐震補強促進について、お伺いを致します。一昨年、昨年と同じ質問を繰り返しておりますが、是非これは、大地震が起きる前に、解決させなければならない、大切な問題なので、質問致します。
これは、各党からも、同様の質問がされており、これに対しては、全会派一致して進めるべきと考えているのではと思います。震災対策で大切なのは、震災後の対策より震災前の対策、倒れない建物にすることだと考えます。一般住宅に対して、人の財産だから、その人自身で守るべきでは、理屈はそうかもしれませんが、それでは区民の生命・財産は守れません。
是非、耐震補強工事に対して、助成を行うべきと考えますが、いかがでしょうか。
もし、助成が財政的な面で、難しいというのであれば、せめて耐震診断を危険と思われる建物に対しては、実効性のでるよう進めるべきだ考えます。
現在の区の取組みは理解しているつもりです。しかし、実際の診断をしている件数は非常に少ないようですので、更に進めて頂きたい。危機意識がなければ、誰もお金を出して、いつ来るか分からない地震対策などしないでしょう。
私も35歳になり、大腸ガンの検診の知らせが区からきました。しかし、忙しさにまみれて結局まだ受けていません。しかし、自分の身体のことですから、もしかして、このお腹にガンがあるかもとふと不安になるものです。耐震診断も同じで、例えばこの家は地震になれば必ず倒れると思われる家には、腹の中にガンを持っているようなもので、放って置いたら、危険であるわけです。ですから、健康診断並みに耐震診断も区民が、気軽に受けるように努力をするべきだと思います。いかがでしょうか。
また、耐震補強が区の財政的な面で難しいのであれば、東京都と連携をして促進する手立てはないのでしょうか。ご見解をお聞かせ下さい。
A東上線の立体化と踏切対策
次に、東上線の立体化と踏切対策について、質問致します。
今年3月に、東武伊勢崎線竹ノ塚駅近くの踏み切りで4人が死傷する大きな事故が起きたのは、記憶に新しいところです。以後、新聞報道によると、地元足立区では、東武伊勢崎線の立体化を求める様々な動きがあるようです。地元自治会では、立体化を求める8万名近くの署名を集め、鈴木区長に提出。区議会では、「区議会鉄道高架化促進議員連盟」を結成、国や都、東武鉄道に働きがけをしていくとしています。そして、東武鉄道も「立体化に協力し、積極的に進めていきたい」と表明もしています。
国交省は「開かずの踏切」を「ピーク時の1時間で40分以上閉まっている踏切」と定義づけており、私の記憶が確かならば、板橋では、幸いと言うのか、不幸というのか、39分近く閉まっている踏切は多数ありますが、40分以上のいわゆる国交省の指定する「開かずの踏切」は一つもありません。よって、国の方の緊急的な対策の対象にはなっておらず、国の施策としての「順番待ち」の優先順位は低いと記憶しています。
しかし、23区内に走る私鉄各線において、立体化が一部分でも実現していない路線は、西武新宿線と東武東上線の2線のみです。
私は、「踏切は百害あって一利なし」と考えております。渋滞問題、公害問題、騒音問題、踏切事故、等々。一方、立体化が進めば、高架下の有効利用で、駐輪問題などを解決できることも考えられます。
平成16年度板橋区内で、発生した踏切障害事故は、自殺や置石等のいたずらは除いて、3件で、死亡事故もありました。一歩間違えれば、竹ノ塚や尼崎のような大惨事に成りかねない、そんな事故もあります。
ある方のお話では、台車に荷物を載せ、大山駅の踏切を渡ろうとした時、線路の溝に台車の車輪を取られ、荷物を踏切上に撒き散らしてしまったことがあるといいます。特に大山駅の踏切は線路がカーブしていて、普通の踏切より傾斜もあり、当然バリアフリーの観点から、あの踏切は大変危険だと考えます。
そこで、お尋ねします。今、板橋区として踏切での安全確保という視点で何らか取り組みはしていますでしょうか。
また、東上線の立体化は交通対策調査特別委員会でも、議論がされているわけですが、区の予算としては、平成10年度に行われた「立体交差化基礎調査」で約820万円の予算がついていた以来、「立体化促進」のための予算は、16,000円から20,000円程度です。これでは、板橋区としてのやる気が全く見えません。
区がやる気がないのに、都も動かないでしょうし、国の運政審で、議題に乗るはずもありません。区としては、立体化の必要性を訴えていかなければ、この問題は夢で終ってしまいます。しかし、本気で訴え、必要性を主張していけば、困難も多いと思いますが不可能ではありません。予算的な問題が大きいところですが、事業計画案として目途がつけば、板橋区としても例えば基金などを設置して、長期的な視野で、進めていけば実現可能と思います。区として、本格的に進めていくお気持ちがあるか、お考えをお聞かせ下さい。
Bコミュニティースクール(地域運営学校)
次に、コミュニティースクール(地域運営学校)について質問します。私は、2年前の6月の一般質問で、公設民営のチャータースクールを、構造改革特区を利用して創設してはとの質問を致しました。教育長のご答弁は、今後、調査・研究をしていくとのことでした。また、昨年6月の一般質問では、コミュニティースクール・地域運営学校の実現を求めました。この時も、他地区の先進的な取組みについて研究していくとの答えを頂きました。
そして、今年3月の予算総括の時、松島議員からの質問では、積極的に地域と話をしていくとのご答弁だったと記憶しております。
コミュニティースクールとは、公立学校の運営を地域・保護者・学校の代表者の三位一体で、行うという新しい取組みの学校です。
昨年の6月地方教育行政法の改正により、学校運営協議会制度が始まり、教育委員会が指定した学校は、学校運営協議会を設置して、そこが学校長人事・教職員人事をも関与する権限を持ちます。ですから、学校運営に対して個人的な意見を述べるだけの学校評議員制度やPTAとは全く違い、学校運営協議会は法的に認められた一定の権限を有する合議制の機関であります。
板橋で現在ある学校運営連絡協議会は、名前は似ておりますが、これとは全く違うもので、年に数回、学校長と地域・PTAが意見交換をする会で、形骸化しているという声もあります。
これの充実も確かに必要でもありますが、私は是非、板橋区としても、学校運営協議会制度を利用してのコミュニティースクール・地域運営学校の早期設置を求めたいと思います。
足立区立五反野小学校を始め、杉並で4校、世田谷で5校、この4月から始まっています。「教育の板橋」と言われるように、この流れに乗り遅れないよう是非、前向きに検討して頂きたいと思います。
そこで、質問します。区内でも、地域で熱心に教育問題を考えている方々から、このコミュニティースクールを是非、研究して実現してみたいと言う声を、聞いております。また、私もそのような方々と過去数回勉強会を開催して地域の方々と見識を深めて参りました。今月15日にも、そのような勉強会を開催して、先進的な取組みをしている他区の関係者をお招きして、パネルディスカッションを行い、私もパネラーとして参加予定です。
教育委員会としては、そのような動きをどのように把握して、どのようにその熱意に応えていくのか、質問します。
また、他地区の先進的な取組みを研究し、また、地域の声を聞けば、これはやらない理由はないと思います。板橋区として積極的に取り組む姿勢さえあれば、これは来年度からでも実現は出来ると思っていますが、教育長のご決意を伺いします。いかがでしょうか。
Cテレビ視聴時間・睡眠時間と学力低下の相関関係
次に、テレビ視聴時間・睡眠時間と学力低下の相関関係ついて、質問します。近年学力低下が騒がれておりますが、低下しているのは、学力だけでなく、体力・気力も同時にさがっています。これは、生きる力の低下でもあると思います。生きる力とは、簡単に言えば子供たちの「元気」だと思います。子供たちの元気がなくなってきた。これは、私は、テレビ、ゲーム、パソコンなど、いわゆるバーチャルなものを、画面を通して見て、そして睡眠不足で、学校に来る。これが、実は最も大きな、子供たちの元気低下の理由ではないかと思っております。
この根本的な原因を考えなければ、いくら成績を一生懸命あげる努力をしても、問題解決にはならないのではと、思っております。
広島県のデータによると、例えば、算数の平均点は7時間〜9時間睡眠を取っている子供は74点、6時間しか取っていない子供は70点、5時間は66点、そして、5時間以下の子供は実に54点と、睡眠時間と成績の関係は明確であります。ちなみに10時間以上睡眠を取ると68点に落ちており、寝すぎもいけないようです。
「百ます計算」で有名な、広島県尾道市立土堂小学校の陰山英男校長は、「学力向上は学校だけではできません。家庭と一緒の作業です。」と述べています。その土堂小学校では、睡眠時間とテレビの視聴時間を、家庭で守ってくれれば、必ずお子さんの成績は上げてみせます、と保護者と約束をしたそうです。そして、一年間で、算数の偏差値で6.8ポイントも上げるという結果を出しています。
「百ます計算」もその延長線上にあるとのことですが、要するに、学校で勉強をするときに「脳が活性化」されているかどうかということです。
簡単に言えば、テレビやゲームに夢中で寝不足であると、学校で授業を聞いても、ボッとして身にならないということです。
これは、時代の変化の中で、数年前とは状況が違うということです。昔は、一家に一台だったテレビが、一人一台になり、子供たちが好きな番組を見る。昔なら、親が好きな番組を見ていたら、子供たちはテレビは見れない。それが、今では、いつでも見たい番組を見たい放題、テレビゲームをやりたい放題、そして今やパソコンで有害コンテンツが野放しでインターネット上で、見れてしまう。
このような時代に、「テレビを見るな」とか、「早く寝なさい」と言っても、言うことを聞かない子供が多いのだと、想像します。しかし、今の社会全体として、「駄目なことは駄目」、「悪いことは悪い」とハッキリ言わないような傾向があるに、私は感じております。
是非、板橋区としても、子供たちのテレビ視聴時間・睡眠時間の実態調査と、それと学力低下の相関関係を調べて頂きたいと願いますがいかがでしょうか。
また、その結果を踏まえて、区として学校や保護者に対して何らかの働きかけをしていくべきと考えますが、いかがでしょうか。
D子供の居場所づくり−学童クラブの充実
次に、子供の居場所づくりについて質問します。平成17年4月1日現在の区内学童クラブの、待機児は187名います。全体の受入枠の合計に対しては、入会希望者数は下回っているわけですが、地域的な偏在があるのだと、認識をしています。
また、2年生から3年生に代わると極端に受入枠が減っていて、3年生の待機児が極端に多いと思われます。受入枠の拡大も対策の一つであると考えますが、保護者の方々も過度な要求も多いのではないかとも感じております。
そこで、世田谷区のBOPや江戸川区のすくすくスクールなど、学校の放課後を活用した子供の居場所づくりのような全児童対策にシフトしていく時期にきているのではと思いますが、まず他地区での学校活用の放課後の居場所づくりの状況とその実績と評価についてご見解をお聞かせ下さい。
各家庭さまざまな計画があり、子供を安心して預けて、仕事に行くことが出来ると望んでいる方々は、たいへん多くいると思います。しかし、青天井で過度の要求にすべて応えていくことは、できないと思います。他の地区で行われている先駆的な取組みを参考にして、板橋区らしい新しい子供の居場所づくりの確立を願いますが、いかがお考えでしょうか、お聞かせ下さい。
E地方分権−都区制度改革
最後の項目になりますが、地方分権と都区制度改革についてお伺いいたします。
これから、さまざまな中央集権の弊害から脱却して、地方分権の時代に入っていくわけですが、それにふさわしい財源の移譲等、制度の改正や、また我々議会も機能強化を求められていると思います。
議会は、国会のような議院内閣制とはちがい、二元代表制です。ですから、執行機関のトップである首長も、議会を構成する議員も、直接国民から公職選挙で選ばれるわけです。予算の編成権は区長が持ち、決定権は議会が持っているわけです。
議会は、予算をスムーズに通して、新年度のスタートに支障を来さないようにするのは当然でありますが、予算を編成する前に、議会の意見をくみ上げられるような仕組みを再構築する必要があると思います。
というのは、私は、議会の意思が、反映されにくい環境があるのではないかと感じております。それは、議会と執行機関に緊張関係があまりないからではないか思います。この提案に対して、答えを出さないと予算が通過しないかも、というような理事者側に危機意識がないのではと思います。「大丈夫、文句言われても、予算は通してもらえる」という雰囲気がある以上、議会の意見は、なかなか反映されません。議会と区長は車の両輪とよく言われますが、チェック機能としての議会は存在意義をもっと高めなければいけない、と私は思います。
例えば、この本会議場にしても、質問台は本来理事者側に向かって質問するような対面式であるべきだと考えます。これは、議会で議論すべき事項ですが、もう少し、緊張関係を持てるような議会運営をしなければならないと思います。我々の会派では、議員定数5名削減を目指すことを決定いたしましたが、議会の機能向上に一層務めていかなければならないと考えます。
分権時代の制度的な問題として、都と区の間では、「都区制度改革」も問題があるわけですが、都区の役割分担をしっかり定め、適切な財源配分を行うことで、住民に身近な事務を区で、また、都は広域行政に徹するべきであると考えます。
現在、この大きな課題解決のため、都区協議会においても活発な議論をされていると思いますが、是非地方分権時代にふさわしい都区の協力体制が確立されるよう期待しております。
さて、この状況を踏まえ、お聞きします。この都区制度改革にかける区長の決意をあらためてお聞かせ頂きたいのと、また、その後、地方分権の視点から、特別区はどのような形を目指すのでしょうか。
将来の板橋区のあるべき姿について、国からの突然の道州制導入や23区の統廃合の議論の視野に入れて、区長のご見解をお聞かせ頂きたいと思います。
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平成16年6月8日 区議会本会議における一般質問 |
1、刷新計画・議会改革
1)より大胆な区政刷新の遂行 ― 出張所統廃合問題等
引き続き、自由民主党を代表しまして、質問いたします。
区長におかれましては、昨年の経営刷新会議の立ち上げ以来、今年初めの刷新計画策定、16年度予算編成と、この厳しい時代に、強いリーダーシップを発揮し、区政の改革を力強く推し進めて頂いているところです。
「区民サービスの低下」や時には「区民に痛みを強いる改革」になるとの批判もある中、我々自民党としては、「それも全ては区民の未来のため」、という視点に立ち、この時代の変遷に必要な「未来のための改革」を支援していきたいと思っております。また、今後も、区長が「本気の改革」を、より一層「進めやすい環境」を、築いていかなければならないと思っております。
しかし、大胆な改革を、推し進めようとする中で、区民や議会に対して理解を得るために、また、改革を行うことによる、さまざまな影響を考えるがため、時には手綱を緩めなければならない時も、あるのかも知れません。
出張所改革がまさに、その例なのかも知れません。私は出張所の改革は大賛成です。これは「刷新計画の目玉」になるべきものだと考えております。しかし、今回提案された、出張所改革は、大胆さに欠けており、かつビジョンに欠けるものだと感じております。
計画の中では、現在18ある出張所の機能を、地域振興業務と戸籍関係を扱う窓口業務に分け、そのうち地域振興業務を18の「地域センター」に。そして、窓口業務を6つの「区民事務所」に統合するという案です。
「地域振興に重きを置く」という姿勢は、これからの時代ますます、地域コミュニティの役割・区民との協働という観点で、必要なことだと考えます。しかし、その地域振興について、あくまでも、「区民が主体となる」ようなシステムづくりが肝心で、行政が手取り足取り、行うべきものではありません。
また、窓口業務は、自動交付機の導入をすることにより、かなりの部分で今まで同様の利便性を確保することが、出来るものだと考えられます。だとすれば、「区民事務所」などという新たな、縦割り行政を助長するものは、そもそもいらないのでは、と私は思います。従来の出張所は、区民の皆様からは、「出張所はいつも暇だ」というレッテルを貼られてしまっていました。地域振興業務に重きを置くのであれば、出張所と区民センターを統合して、計画にあるとおり「地域センター」を設置し、そのセンターの規模により、窓口業務のサービスに強弱をつける。このようにすれば、「区民事務所」という「時代に逆行したもの」を新設することなく、より大胆な、しかも、区民への影響が少ない改革を行うことができるのではないでしょうか。
仮に、「区民事務所」を設置するとしても、現在の計画である6事務所というのは、到底納得できるものではありません。距離を基準に設置した、という経緯の説明は、何度も聞きましたが、とても説得力があるものではありません。板橋区の基本計画は今まで、5つの地域を設けて均等なサービスの提供に努めてきたはずです。しかし、今の計画では、私の計算によると、新設の「区民事務所」の中で事務量が多い事務所と少ない事務所との差が、3倍近く開くことになると予想されます。
いくつかの町会や町連支部では、陳情を出して、出張所の存続を願っていますが、私は「地域のエゴ」で言っているのではなく、区政の姿勢として、これは見直すべきだと考えております。「あっちが残るのに、こっちは無くなる」という住民の感情的な気持ちを抑えて、理解してもらうためには、「ビジョンある街づくりの形」をお示し下さい。是非、誠意あるお答えを頂き、出張所改革の再検討を願います。
2)改革推進における議会・区民との関わり
次に、改革推進における議会・区民との関わりについて質問します。改革を推進する際には、議会に理解を求めることは、言うまでもなく重要だと思います。本来であれば、計画策定前に、もう少し、議会の意見などを取り入れて、計画策定を行うべきだったのではないでしょうか。当然、区民に選ばれている我々議員も、時には、抵抗勢力になってしまうケースもあるかもしれません。しかし、そこは改革に対する熱意を持って、もう少し相談をされたほうが、良かったのではないかと、今更ながら思います。
議会での決定や議会の意思が、区政に反映されなくては、議会の権能そのものが、否定されたことになります。例えば、刷新計画で廃止が決定された事業について、前定例会において、その事業の「存続を求める陳情」が、この本会議場で逆転採択されました。もちろん自民党としては、改革にブレーキをかけてはいけない、という意見で不採択を主張しましたし、私自身この事業に対しては、極めて効果の薄い事業で、廃止することに、全く異論はありません。
しかし、議会での意思として存続の陳情が採択された以上、このことについては、何らかの形で、尊重しなければならないのでは、とも思います。このことについての答弁はいりませんが、議会の意思のくみ取り方を、もう少し考えて頂きたいと思います。
また、舟渡斎場についても、議会の立場からは、区の説明では納得を得ることは難しいのではと感じております。年間約1,000万円の赤字削減のため、民営化をすることにより、どれだけのデメリットを受けるかを考えれば、区営での経営刷新をすれば、いいのではと単純に考えてしまいます。区の施設としては、他の施設と比べても利用率は非常に高く、そもそも破格である3万円という使用料を、多少上げるだけで、黒字にも転じることの出来る施設だと考えます。議会に対しても、このような民営化ありきの議論ではなく、計画の段階から、意見を求めるような関わりをして頂きたかったと思いますが、いかがでしょうか。
また、区民に対する説明も、先程申したとおり、出張所問題に対する陳情書が、町会連合会関係者から、いくつも出てきているくらいで、熱意ある説明が足りなかったのではないかとも思いますし、区民・議会の意見も吸い上げていないことにも、原因があると思います。
3)刷新会議答申でも求められる議員定数削減
次の質問に移ります。私は、昨年6月の定例会の一般質問の中で、「板橋区経営刷新会議などの区長の諮問機関で、議員定数削減問題を検討する課題の一つしてあげて頂きたい」と質問しました。昨年の区長のこの質問に対する答えは、「議会での活発な議論を頂きたい」との答弁でした。
しかし、刷新会議の委員の方々の活発な議論の甲斐あり、今年1月に出されました最終答申の中では、座長の「答申にあたって」で、次のように述べられています。
「改革を確実に進めていくためには、行政だけでは打開できず、区、区議会、区民が一体となり痛みを分かち合わなければ対処していくことができません。(中略)区議会においても率先してその模範を示す必要があると考えます。」と、述べられております。
また、今定例会にも、町会連合会、他6団体よりの定数削減を求める陳情が、提出されています。
この財政難の時代に、本気で行財政改革を進めるのであれば、議員の定数を削減して行政に対して議会のやる気を見せることが肝要であると考えます。
平成11年に地方自治法が改正されましたが、それ以前は、「法定定数」が決められており、自主的に各議会が削減しておりました。しかし、この自治法改正により、人口による「定数の上限」は定められているものの、条例による「自主的な議員定数の決定」が、各議会に委ねられたのだと理解しています。
しかし、この地方分権の時代に、自治体のあり方そのものが問われる、「議会のあり方・定数問題」は、行革の聖域のごとく、話し合われてきませんでした。
「小さな役所で最大の機能を果たす行政」を目指すのであれば、「最小限の定数で最大限の機能を果たす議会」を、我々も率先して築くべきだと考えます。我が党では、さまざまな意見はあるものの、基本的には削減は当然すべきとの方向で今、政調会の分科会を設置して調査・研究しているところです。
先程も述べましたが、区長の諮問機関である刷新会議の答申の中に、区議会定数削減を望むことが書かれていますが、その件に対して、区長としては、どのように評価し、どう対応するか、お聞かせ下さい。
2、教育問題
1)地域・家庭と連携の取れる学校環境づくり ― 学校運営協議会の役割強化
次に、教育関係の質問をします。昨年、区内のある中学校の運動会に、来賓として出席致しました。そこでは、残念ながら「活気、元気、熱気」が、あまり感じられない、少し「気の抜けた運動会」という感じを受けました。生徒たちは、「飼いならされた羊」のようにおとなしく、「管理された教育」的な印象を受けました。運動会は淡々と進められ、予定の時刻より随分早い時間に終了しました。
当日は、来賓、保護者以外は来場することが制限され、警官までもが数名、運動会会場に入っており、かなり違和感を覚える運動会でした。
この運動会をめぐっては、以前から地域でもいろいろと、騒がれておりました。生徒たちがやりたいと、望んでいた「ある一競技種目」を、学校は中止しました。この競技種目は、「この中学での伝統である」とも言われており、生徒たちによる、この競技続行への願望は、PTAそして地域を動かして、署名運動にまで発展、生徒たちは1500もの署名と共に、嘆願書を校長に提出しました。しかし、その努力虚しく、その競技を行うことは、叶いませんでした。「生徒のやる気」を無くしてしまったのでは、と感じました。
そして、今年の運動会も、先週末に行われました。今年も同様に、「その競技復活」の署名活動も再度行われ、1000名以上の署名を集めましたが、今回も、生徒・PTA・地域の人たちの思いは、潰されてしまいました。
学校現場の責任者である校長の、総合的な判断での、競技中止だったと思いますし、学校内での一授業内容や、今回のような運動会の一種目について、外から、とやかく言うものではなく、「校長の判断は尊重されなければならない」、とも思います。また、中止した理由も、よくお聞きしております。
しかし、時に学校現場にいる教師や校長などは、「池の中の蛙」に成りかねません。その中学の校長、教頭は、昨年赴任してきたばかりでした。教師も数年で他に転出する。一方、生徒たちは卒業してからも、もしかして一生その学校がある、その町に住み続けるかもしれません。PTAや地域の人たちは、ずっとその町に住んでいて、その学校を、ずっと見守ってきたのかもしれません。もしかして、その学校の先生たちの方が、学校に対する愛着や愛校心が、薄いかもしれません。もしかして、先生たちは、その町の地域性を全く理解していないかもしれません。
「池の中の蛙」に成らないために、PTAや地域の方の意見を聞く「学校運営協議会」があります。しかし、年に3回程度、数人の評議委員が集まり、意見交換をしていますが、「有名無実」、「形骸化している」、との批判も多く聞きます。
地域やPTAの意見も、受け入れられないような学校ではなく、地域やPTAと「より話し合い」、「より理解し合える」学校運営を、強く望むところです。また、子供たちの思いを、大事にしてあげられる、教育現場にして頂きたいと思います。
そして、学校は、「地域コミュニティの核」であると自覚を持って頂きたいし、また、積極的に「地域に出て行き、地域の活動に参加する」べきです。そして、学校は、地域に子供たちを、「共に育む」ための協力を、求めるべきです。「校長が代わり、新しい校長が来た。しかし、名前も顔も見たことない」と学校の遠さを感じ、残念がる地域の方がたくさんいます。
教育長におかれましては、このことにつきまして、私も再三、相談に伺い、ご心配を頂き、誠意ある対応をして頂いているところでございます。このことを、個別のケースとして終らせるのではなく、区の教育全体としても、地域・家庭と学校の連携強化へと繋げていけるようなシステム作りを、早急に行って頂きたいと思いますがいかがでしょうか。
2)地域で育む教育 ― 青健の見直し、いきいき寺子屋プランの拡充
また、地域での子供たちのための活動は、各地域で活発に行われていますが、今年より青少年健全育成事業の所管が、教育委員会に移管されました。そこで、質問します。組織の移管により、青少年健全育成事業に取り組む方向性として、「学校との連携強化」が期待されますが、その具体策をお聞かせ頂きたい。
また、現在の青健の事業への区からの委託料が莫大なもので、他区と比べても突出しています。各地区委員会にも、児童数により委託料が分配されますが、その予算を消化するために、多くのイベントを企画している、という批判の声も聞くこともあります。中には、子供たちのためになるのか、「疑問を感じる予算」が、多く使われている、という批判もありました。
本来、青健は「青少年をとりまく社会環境の浄化を図る」ことが、目的に設立されています。イベント的なことを行い、地域と子供たちがふれあうことは、非常に大切であることは理解をしており、すべてを批判するものではありません。しかし、青健の事務局を各出張所長が務め、企画立案を事務局で行っており、地域の方々は、それに協力をしているだけ、という現状もあります。
青健地区委員会の組織を、より「機動的なものに活性化」させる必要があり、地域が考えを持って行動し、人口割りの委託料の分配ではなく、事業メニューを選択させるような方式に、改めてはいかがでしょうか。
また、今後の出張所の改編を踏まえての、地区委員会のあり方そのものも、改革する意思はお持ちか、お聞かせ願います。
また、地域で育む教育として、地域の方が、熱心に活動しているものとして、他にも「いきいき寺子屋プラン」事業があります。この事業も各学校により、取り組み方に、さまざま温度差がありますが、重点校といわれる学校にも、年間25万円しか委託料がでません。活発に「寺子屋」に取り組まれている、モデル校的な成増小学校においては、隔週土曜日に10数個のコースを開き、PTAや地域の方々が、協力して運営しています。非常にうまく、学校と地域・PTAが連携を取り、また学校のスペースを、有効に活用しております。少ない予算でも、知恵を出し合い、見事に運営されています。
そのような事業に対して、地元の地区青健との連携を取ることは、出来ないでしょうか。たまたま、例に挙げた成増小は、地区青健の方、青少年委員、体育指導委員の方など町ぐるみで、小学校を支えておりますが、このようなところは、珍しいと聞きます。お互いが、同じ目的で活動していますので、予算的にも、寺子屋を、青健がバックアップすることが、出来るようになることも望みます。
また、学校も、より活発な寺子屋事業推進の環境づくりのため、施設を開放し、「地域に開かれた学校」にすることが、大切だと思います。学校の施設責任者は学校長ですが、それがネックで、「理科室は開放できない」、「パソコン室は使用できない」というような制限がされてしまう現状もあると聞きます。責任は教育委員会が持つ、という気持ちで、思い切った学校の開放も希望いたしますが、いかがでしょうか。
3)個性ある学校運営 ― 校長の権限拡大、教育委員会の役割
つぎに、個性ある学校運営の必要性について質問します。学校選択性が始まり、特色ある学校運営が求められています。教員異動に関して、校長の意思もかなり尊重されるようになった、と聞いており、たいへん良い事だと思っております。なお、一層の校長の権限拡大により、「どこでも一律の教育」をするのではなく、「何かに突出した教育」ができるような学校づくりを、望みますが、いかがでしょうか。
また、教育委員会そのものも、「23区で横並びでない」、特色を持った「区の独自性」を大切にするシステムを、築いて頂きたいと思います。現在、文部科学省では、「教育委員会のあり方」について、中央教育審議会に諮問を行っており、教育委員会の無用論まで、出ています。区の独自性を持たせるために、教育分野も区長直轄にしてもいいのでは、とも思いますが、いずれにしても、個性ある教育行政を行って頂きたいと思います。
4)地域でつくる学校づくり(コミュニティースクール) ― 教育特区の提案
また、個性ある教育として、地域で運営する「コミュニティースクール・地域運営学校」を教育特区として、実現してはどうか、調査・検討をして頂きたいと思います。
現在、教育特区を利用して、様々な斬新な学校が、生まれています。岡山県御津町では、株式会社が学校を設立したり、群馬県太田市では、外国語教育特区が出来たりと、たくさんの自治体がバラエティーに富んだ企画で、「新しいタイプの学校づくり」を、始めています。
板橋区でも、廃校になる学校も、今後、出てくることと思います。それをチャンスとし、新しい試みとして、「公設民営」あるいは「地域立」の「地域運営学校」などの、設立を検討して頂きたいと思います。これこそが、「区民との協働」の一番象徴的なものになると思いますが、お考えをお聞かせください。
5)特別支援教育へ向かう準備
次に、教育関係最後の質問をします。昨年末に東京都では、「特別支援教育」に関する最終答申を、出しました。今までの特殊教育は、原則、「分離教育」でした。しかし、そこでの弊害や、増加するLD(学習障害)やADHD(多動性障害)などの児童への、対応がなかったこと等の反省、また「一人ひとりにあった教育プラン」の重要性を考慮して、「特別支援教育」へとシフトをしていくものだと、理解しています。
しかし、現在、特殊教育を受けている児童の保護者の方はもちろん、健常者の保護者まで、どのように変わっていくのかを、不安に思っている方々は、多くいます。
そこで、お聞きします。今から数年後に、確実にやってくる「特別支援教育」に関して、区はこれから、どのような取り組みをしていかれるのか、お聞かせ下さい。
以上、教育関係についての質問を終りますが、「老後は板橋で」とよく言われますが、「教育は板橋で」と言われるよう、若い子育て世代が、「魅力を感じる区」になるよう、頑張って頂きたいと思います。
3、商工振興と街づくり
1)商店街の活気を取り戻すための魅力ある個店づくり支援
次に、商工振興についてお聞きします。賑わいのある街づくりの基本として、個店個店が元気でなければならないと考えます。今までの商店街対策は、どちらかというと、イベント等による商店街のPRを支援する、一過性なものが多かったと思います。
それらの事業を支援することも、大切であり、引き続き協力して頂きたいと思いますが、「魅力ある個店」をつくることにより、「人の流れを商店街につくる工夫」をすることが、今後の課題であると考えます。
昨年度は、「板橋のいっぴん事業」は、大きな反響を呼び、個店の魅力を高め、商店街に人を引き付ける効果に、大きく寄与しました。
また、「魅力ある店舗支援事業」では、区内の和菓子屋の若旦那たちが集まり、新しい板橋の銘菓「板橋お伝え最中」を考案、区もそれに支援をしました。
やる気のある店の後押しをすることで、個店個店が元気になり、商店街の活気を取り戻す。そして、地域全体を潤すことになるのだと思います。今後、「いっぴん会」の活動や「魅力ある店舗支援事業」について、どのような取り組みをしていくか、お聞かせ下さい。
杉並区では、「千客万来・アクティブ商店街事業」という補助率10/10の事業を活用して、下井草商店街では、「下井草商店街お楽しみコーナー・駄菓子屋桃太郎」という店を、開店させました。商店街の空き店舗を利用して、本来では採算の合わない駄菓子屋を、「商店街の呼び水」として、商店街が主体となり、運営しています。
昨年の「コミュニティ・ビジネスコンテスト」で、成増在住の当時中学3年生が入賞した「ふれあい駄菓子屋」のアイデアは、これと類似しており、さらに世代間交流をもてる、「コミュニティの核となる店舗」をつくるという、魅力のある構想でした。是非、このようないいアイデアや、やる気のある個店・商店街を、積極的に支援して頂きたいと思います。
2)商店街の社会的意義と商店街加入促進
また、商店街の活性化は、賑わいある街づくりに寄与するだけでなく、地域社会での防犯・防災、環境美化・リサイクル、地域福祉と、さまざまな取り組みで、重要な役割を果たしています。
街路灯の維持による防犯機能であったり、環境美化のコミュニティ活動を行ったりと、商店街の社会的意義は、言うまでもなく、たいへん大きいものです。
しかし、大型店やコンビニエンスストア、チェーン店等の中で、地元商店街に加入していない店舗が、多数あると聞きます。また、近年は、そのようなフランチャイズ、チェーンストアなどが、増加する傾向にあります。商店街に加入せず、協力もせず、その恩恵だけを受けているのでは、と感じます。世田谷区では、熊本区長のもと、努力義務ではありますが、「商店街への協力を定めた条例」を制定しました。
また、今月1日には、その当事者である日本チェーンストア協会や社団法人日本フランチャイズチェーン協会などと、東京都商店街振興組合連合会・東京商工会議所などの8団体で、共同の宣言を発表しました。この宣言では、「従来からの個店とスーパー・コンビニなどは、お互いが十分に連携・協力して、まちづくりや地域商業活性化に取り組んできた、とは言えないと反省をし、今後は店舗の規模・経営形態に関わらず、地域社会の発展のために連携・協働する」と宣言しています。
板橋区としても、商店街の社会的意義を明確に示し、「協働・共生」という観点からも、「未加入の店には積極的に加入して頂き、また各加盟店がそろって街のために、お互い協力すべきである、との意思を示すためにも、条例の制定を求めますが、区長のご見解をお聞かせ下さい。
3)区財政全体の中での商工振興にかける割合
商店街振興や中小企業対策は、昨今の景気状況や、社会のあらゆるシステムの変化により、影響を受けており、今、待ったなしの最も重要な課題であると考えます。
しかし、区の関心は低いのではないかと言わざるを得ません。商工費の予算の規模は、区財政の中の0.6%と低く、これは議会費とほとんど同じ規模で、私も議会の人間の一人として、申し訳ない気持ちです。
隣の豊島区では、予算に占める商工費の割合は1.3%、北区においては、2.9%、23区で最高の台東区においては、6.4%と桁が違っております。板橋区は、23区中22番目という状況です。
特に板橋は、中小企業・商店街を多く抱えるという土地柄です。商工振興は、区民サービスとして「染み入る予算」ではなく、「産む予算」であり、「区財政に還元される」ことも期待されます。区長の姿勢として、商工振興に対する暖かいご理解で、大幅の増額を望みますが、いかがでしょうか。
4、防災対策
1)区民の生命・財産を守るための木造住宅耐震補強促進
次に、昨年6月の定例会の一般質問でもお尋ね致しましたが、再度、木造住宅の耐震補強工事補助について質問します。これは、区長のご判断一つで、「もしもの時には、何百何千もの区民の命が救える」という程、私は、重大な問題だと思っておりますので、誠意あるお答えを、期待いたします。
地震のような自然災害は、避けようがありません。しかし、「地震による被害を最小限にする」、これは政治で出来ることです。
阪神・淡路大震災で、震災直後に命を落とした方の85%は、木造家屋などの倒壊や倒れた家具などによる、圧死・窒息死だそうです。逆を言えば、建物あるいは家具が倒れなければ、85%の方々は死なずに済んだかもしれない。そう思うと、もっと政治で出来たことはあったのでは、と考えざるを得ません。
そこで、一般住宅の耐震補強、特に木造住宅の耐震改修の補助を、行って頂きたいと思います。「建物は壊れることがあっても倒れはしない」、「最低でも命は守ることのできる」、簡易補強のみを全額を補助して頂きたい。
これは、「個人の財産である家屋の修復に、公的なお金をかける」、というものではないのです。家屋の改修ではなく、本当に簡単な補強板みたいなものを、取り付けるだけで、家の強度が格段に増すようなもの等もある、と聞いております。区として是非、研究してみて頂きたい。
他の自治体の例を見ても上限200万円まで出すが、3分の1しか助成しない等、助成の割合が少ない制度では、有効な活用が、徹底されていない現状があります。
そこで、ここ板橋区においては、必要最低限の簡易補強のみを、全額補助するというような、画期的なシステムを、創って頂きたいと思います。
また、それには、倒壊の危険性があるとされる、出来るだけ多くの建物を、補強するためにも、生命を守るための補助が、リフォームのための補助にならないよう、建築士、設計士、学識者などの専門家を含んでの、明確な基準づくりをして頂きたいと思います。是非、区長の昨年より、踏み込んだご見解を、お聞きしたいと思います。
5、地域諸問題
1)成増駅南口駅前交番移設の早期実現
次に、成増駅南口駅前に交番を移設する問題についてお伺いいたします。この問題についても、昨年6月の定例会にて、同様の質問をしました。その際にも、言いましたが、「関係機関に働きかけをするという、言われたことだけをやる、受動的な役所でなく、行動する能動的な役所として、地域住民のことを考えて頂きたい」とお聞きしました。
私はその後も、担当課の方とも緊密に連絡を取り、再三、この問題の早期実現を望んできました。しかし、私の受けた印象は、とても「行動する能動的な役所の姿」には、見えませんでした。確かに、やることはやっている。怠けているわけではありません。しかし、熱意が感じられませんでした。
今年2月に、高島平警察署に地元町会長2名と地元都議、また佐藤悦彦議員と私とで、行ってまいりました。そして、地元の要望を、伝えてまいりました。それに対して、区長も即対応をして頂き、区民文化部地域振興課と土木部管理課とで、高島平警察と具体的な事務的協議に、入って頂いたと聞いております。
是非、このことは地元の長年の要望でありますので、区として、より積極的に、警察当局や関係各位とも、話を進めて頂き、早期実現を望みます。
6、放置自転車対策
1)放置自転車問題解決特区の提案 ― 都内ワースト10の成増駅
いまだ利用率の低い大山駅東口駐輪場
次に、放置自転車対策についてお聞きします。交通対策調査特別委員会は、平成15年度の活動方針の重点項目として、交通バリアフリーと放置自転車対策の2つを、集中的に、調査・研究をしました。
両課題において、ある一定の成果を挙げたものの、特に放置自転車対策は、多くの課題を山積したまま、平成15年の特別委員会を終え、中間報告を発表しました。
特に、成増駅周辺においては、東京都がまとめた調査によると、都内でワースト10に、また返り咲くという不名誉な結果となりました。
また、この問題に対しては、これといった根本的かつ、画期的な解決策はなく、地域住民の不満は溜まる一方です。
一方、大山駅東口の駐輪場に関しては、開場から一年過ぎた今でも、33%という低い利用率です。特別委員会でも、交通対策課の努力を聞いておりますが、残念ながら、なかなか効果に現れません。低コストで、効率のいい駐輪対策を、より一層考えて頂きたいと思います。
特別委員会の中でも、質問をしましたが、場所によっては、道路を自転車が占拠しているような所もございます。または、国道沿いの歩道に散乱しているところもございます。そこで、そのような所に、特例で、道路上、または歩道上ではありますが、駐輪できるスペース・装置を設置することができれば、低コストで効果を上げることができます。
現在、内閣府の構造改革特区推進本部では、「道路上の自転車駐車場設置の容認」という、道路法で定められている規制を、全国的に取り払う措置を、検討しています。
この措置が認められることを期待しますが、それを待つことなく、できるところから、例えば、特区の申請も視野に入れながら、進められるところは、進めていくべきであると考えますが、いかがでしょうか。
また、撤去した放置自転車やバイクは、財産権の関係もあり、即処分することは難しく、最低1ヶ月間は保管され、保管所もいっぱいのところもあります。撤去から処分の時間を短くして、撤去された自転車は早急に取りにいかないと、処分されてしまうというような、厳しい規定を作っては、いかがでしょうか。
利用者のモラルの問題が、大きいところではありますが、板橋区で自転車の放置はできないというような状況をつくり、「モラルある日本一放置自転車に厳しい自治体」にして頂きたいと願います。
7、区政運営全般
1)目的達成まで粘り強い努力をする区政運営
先程、成増南口交番移設問題で、「行動する能動的な役所」に成って頂きたいと述べましたが、最後に、区政運営に対する姿勢について、区長にお尋ねします。
さまざまな課題を抱え、さまざまな取り組みを、区民生活向上のために、日々努力されているのは、承知の上で申します。目的を達成しないことには、やっている努力も、時には無駄になってしまうこともあります。言い換えれば、「努力しています」、「やるべきことはやっています」ということだけでは、区民のニーズに応えているとは言えません。解決すべき問題を解決するには、区職員一人ひとりの粘り強く努力と熱意が、必要不可欠です。
例えば、この一般質問についても、さまざまな意見や提案がありますが、一つひとつに「回答する」ことだけを考えるのではなく、これらの質問をきっかけに、「一緒に考える」という姿勢が、大切だと思います。
区の職員各位一人ひとりに、是非、このような意識を、持って頂きたいと思いますし、それを区長自らの言葉で、職員に対して、意識啓発をしてもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。
これからの時代は、ますます区民サービスは「マンパワー」が基本になることと思います。区政刷新は、その「意識改革」が、最も必要なのではないでしょうか。
以上、いくつか苦言も申しましたが、これも、区長を支える立場のものとして、改革の後押しをする意味で、質問をしました。ご静聴、有り難う御座いました。
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「平成15年6月11日 一般質問」 はこちら
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